物質を透過、または物質からの反射によって放射エネルギーが変化すること。材料を通過するにつれての光の損失。
Achromatic [無彩色]
色あるいは色相の無いように知覚される色。白、灰、黒など。
Additive Primary Colour [加色法三原色]
赤、緑、青。加えることで全ての色を表すことができる3色のこと。同一量の3色の光が合成されると白色光になる。また同一量の2色の光を合成すると減色法三原色となる。参照:Subtractive Primary Colour
Albedo [アルベド]
粗面に入射した放射エネルギーに対する、その面からの反射した放射エネルギーの比。通常放射エネルギーは全太陽エネルギーで、スペクトル量ではない。反射度とは区別され、特にあらゆる方向に光を反射する天体に使われる。
光の波長の単位。1オングストローム(A)は0.1nm (=10
-10m)。
Array [アレー]
カメラやディテクタ、スキャニングデバイスの複数の感光性素子。
Average (Luminous) Intensity [平均光度]
LEDに適用される非点光源用の近視野光度。LED光源の先端から測光距離は316mm(コンディシ ョンA)または100mm(コンディションB)、受光面は100mm
2で光センサーによって測定(LEDの物理的な軸上で測定)された強度(単位立体角あたりの光束)としてCIE127で定められている。平均光度はカンデラ(cd)の単位で表す。
Black [黒]
反射なし(低反射)で光を(ほぼ)全て吸収する。比色定量において低い彩度および低い輝度の色。
Blackbody Radiation [黒体放射]
物質と輻射場が完全に熱平衡にあるときの放射。黒体から発される光の分光出力分布は、その温度のみの関数であり、プランクの法則によって解説される。参照:Colour Temperature
Blackbody Radiator [黒体放射体]
黒体放射の分光分布を発する光源。
Brightness [明るさ]
物体が光を発する/反射する程度を表す視覚の特性。比色定量において、明るさはHSBカラーモデル−色相、標準、および明度で使われる。黒から白までのスケール上で色の明度を表す。彩度と混同しやすいためあまり使用しない。また、代わりに輝度を使用する−明るさの使用は推奨されない。
光度測定で使われるSI基本単位。カンデラは光度の単位であり、7つのSI基本単位のうちのひとつ。1979年よりカンデラは次のように定められた:"周波数540×1012Hzの単色放射を放出し、所定の方向におけるその放射強度が1/683 ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度 "(ここでステラジアンは立体角の単位のことである)。
Candle Power [燭光]
カンデラの単位を持っている光源の光度。
Catadioptric Imaging System [カタディオプトリック結像系]
結像力強化のために、光の反射と屈折を使ったシステム。レンズやミラーの相対的結像力が系から系へと変化しながら、反射面の使用で結像力が上がり、更にほんの僅か、もしくはゼロの屈折力を持った屈折面との組合せで、収差特性を改善した像を作る。
CBFS
頭字語:Color Balancing Filter Sets。色バランスフィルタセット。
CCD
頭字語:Charge Coupled Device。モノリシックな、二次元の半導体(シリコンベース)ディテクタアレー。約300-1100nm間に及ぶ光放射によって照らされると、受けた光量に比例した大きさの光電流を起こす。アレーの各ディテクタははピクセルと呼ばれる。
CFL
頭字語:Compact Fluorescent Lamp。小型蛍光灯。参照:Fluorescent Lamp
CGFS
頭字語:Color Glass Filter Set。色ガラスフィルタセット。
Chroma [クロマ]
色の明るさまたは暗さを示す色の明度。
色(または色相)を持っている事−白、灰、黒でない。
Chromaticity [色度]
比色定量において、色(色相)の彩度の強度あるいはレベルを示す。色相と彩度と関連付け、これらの合成に等価の色度座標によって定義された光のカラー品質。
Chromaticity Coordinates (CIE) [色度座標]
色の数値表示。三刺激値XYZの比率(それぞれxyzと表す)として定められる。通常、色度座標はCIE 28 観測者(1931)を引用する。反射色では標準光Cに対して算出される。
Chromaticity Diagram (CIE) [色度図]
色度座標を表す二次元グラフ。CIE 28 観測者では、xが横軸に、yが縦軸に表す。色空間は、380-770nmのスペクトル範囲におけるモノクロ放射のスペクトル軌跡を表す。
頭字語:
Commission
Internationale de l'
Eclairage。国際照明委員会のこと。照明や光、色などの技術上の基礎的な問題に置ける国際協調を図る国際団体。www.cie.co.at
CIE 1976 L*a*b* Colour Space [色空間]
1976年にCIEによって採用された均一な色空間。小さな色差(通常反射または透過)の測定に使用される。
CIE 1976 L*u*v* Colour Space [色空間]
1976年にCIEによって採用された均一な色空間。発光体からの加色混合の結果として色を測定する際に使用される。
CIE Luminosity Function (Y) [視感度関数]
参照:Photopic Response
CIE Standard Illuminant [標準光]
CIEによって定められた4種類の分光エネルギー分布を持った標準の光源。参照:Illuminant A, B, C & D
CIE Standard Observer Function [標準観測者ファンクション]
参照:Photopic Response
CIELAB
L*a*b色座標がデカルト座標系を使用して表した内の色空間。色空間はほぼ等しい距離で等しい色差をプロットする。L*の値は明るさを意味し、a*は赤/緑の軸を、b*は黄色/青の軸を示す。CIELABは、反射または透過の色の測定に関して使用される色空間である。
CLFS
頭字語:Calibrated Luminous Flux Standards。全光束校正標準ランプ、3個セット。
CMYK
シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、黄色(Yellow)、および黒(Black)を示す頭字語。参照:Subtractive Primary Colour
Color Temperature [色温度]
光源の温度ではなく、その光源の見掛け上の視覚色に関した色度的な概念。黒体において色温度はケルビン温度に等しい。
Colorimeter [色彩計]
受けた光の色を測定する計器。光源で発される光を分析する計器だけでなく反射(もしくは透過)した光を測定する計器のこと。人間の目の三刺激色感応に出来るだけ近いように模倣するためにRGB光フィルタを使用した計器のこと。参照:tristimulus
Colorimetry [測色法]
人間の目と合致している分光感応で物体からの光(発光、反射光、あるいは透過光)の色測定の手法。参照:tristimulus
Colour [色]
物体の概観についての1つの様相として説明されるもの。比色定量において、色は視覚であり、色相、彩度、および明るさについて定められる。
Colour Difference [色差]
定義された色空間における2色間の違いの大きさ。
Colour Rendering (Index) [演色評価数]
CRI(
Colour
Rendering
Index)。定義された標準照明と比べ、テスト照明によってどれくらい適切に表現されるかを定めるパラメータ。14の固有の演色評価数(R1, R2, R3,・・・,R14)が存在し、それぞれ標準色タイルを照らすために用いられる光源の演色評価数を定めている。総合的な演色評価数(Ra)は、最初の8つの演色評価数(非飽和色に相当)の平均値。0-100のスケールで記録される。
Colour Space [色空間]
色を数値の組み合わせによって表現するための方法。心理物理色や知覚色をある空間の一点として表すために取り上げた直交三次元座標系の空間。
Colour Specification [表色]
独自に色を数値表現するのに用いられる、三刺激値や色度座標、輝度値(あるいは他の色の尺度)のこと。
Colour Temperature [色温度]
特定の温度で保たれる完全な黒体放射体から発される放射色と定める。色温度はケルビン(K)の単位で表記される。温度1,000から20,000ケルビンの黒体放射体の色度座標プロットはプランク軌跡と呼ばれる。2,500から20,000Kの範囲におけるこの軌跡上の色は白とみなされ、2,500Kで赤みがかった白、20,000Kで青みがかった白とみなされる(白色から昼青色)。参照:相関色温度
Cone [錐状体]
昼光に感応する人間の目の網膜における視覚の感覚器官。色の見え方。3種類の錐状体があり、それぞれ赤、緑、青の波長に感度がよい。参照:Retina; Rod
Cornea [角膜]
人間の目の透明な前面部分。
Correlated Colour Temperature [相関色温度]
CCT(
Correlated
Colour
Temperature。プランク軌跡に正確にかからない色を持つ光源(つまり非黒体放射体)の色温度を表す。プランクでない光源のCCTはその光源に最も近い黒体の色温度。参照:Colour Temperature
Cosine Response [余弦感応]
表面からまたは表面を通った輝度が表面の視野方向と垂直方向の弧に対した角度の余弦で変化する完全反射/透過拡散体のランバートの余弦則に従った空間感応。参照:Lambertian
頭字語:
Colour
Rendering
Index。照明が標準光からテスト照明に変わったときの標準試験物の色の変化を説明するCIEの指標。
CRT
頭字語:stands for Cathode Ray Tube (つまりテレビスクリーン)。
CSFS
頭字語:Calibrated Spectral Flux Standards。放射束校正標準ランプ3個セット。
CSRT
頭字語:Calibrated Spectralon diffuse Reflectance Standard。拡散反射校正標準。
CSS
頭字語:Calibrated Color Set Standards。カラーセット校正標準。
頭字語:
Diode
Array
Spectrometer。ダイオードアレー分光計。
Diffuse [拡散]
物体から、または物体を通して散乱していること(鏡面反射または透過していないこと)。ランバート余弦則のような反射や透過を示す、つまり散乱光がランバート余弦則に従って進む場合、その物体を完全拡散体と言う。
Diffuse Illumination [拡散照明]
1つ以上の光源によって発された光で、高度の散乱が特長。
Diffuser [拡散体]
ランバート余弦則のような反射や透過を示す物体であるコサイン拡散体によく引用される。透過拡散体は、軸外し光線の実際の照度に関して補正するため、あるいは複数素子のディテクタをより均一に照らすために、入力の余弦感応をディテクタに伝える光度測定に使われる。摺りガラス (石英)、PTFEのシートと同様に積分球の入力ポートは全て実際の透過拡散体として機能する。
分割されたフォトダイオードディテクタ(通常はシリコン)のリニアアレーから成るディテクタ。参照:光検出器、フォトダイオード、分光放射計
DM
頭字語:Detector Multiplexer。ディテクタマルチプレクサ。ラックマウントまたはベンチトップ。
特定のLEDにおいて、モノクロでない光源の現存波長測定に役立つ。指定された標準光(通常は標準光Eであるがこれは任意)に関して定められる。光源が生じた色相(または色感覚)の基準。ピーク波長と混同しやすいが別のもの。相関色温度が白色LEDに適用されるのに対し主波長は通常色のついたLEDに適用される。
DS
頭字語:Detector Spacer。ディテクタスペーサー。フラットブラック、スペクトラフレクト(SpecraflectR)コーティング、インフラゴールド(InfragoldR)仕上げで利用可能。
頭字語:
External
Halogen
Light
Source。外部ハロゲン光源。ダイクロイックまたはロジウム。
光度測定において、点光源(通常光源の径の5-10倍の距離で)とみなされる放射体ランプからの距離で光度測定距離と呼ばれる(とはいえ、これはLEDについては正しくない)。強度測定は逆二乗の法則が適用される遠視野で行われる。参照:Near-Field, Intensity, Average (Luminous) Intensity, Inverse Square Law, Point Source, Photometric Distance
FCPC
光ファイバアダプタ。フラットブラック、インフラゴールド(InfragoldR)、スペクトラフレクト(SpectraflectR)、スペクトラロン(SpectralonR)で利用可能。
FH
頭字語:Filter Holder。フィルタフォルダ。
Fluorescence [蛍光]
物質が短い波長の光を吸収した結果として、より長い波長の光を放射すること。吸収と同時に放射が起こる場合に適用する。参照:Luminescence、Phosphorescence
Fluorescent Lamp [蛍光灯]
水銀ガスで充満させ、内面を蛍光物質でコーティングしたガラス管から成るランプ。ガスが電流で満たされると、紫外線放射が発生し、これが順番に蛍光物質に吸収され、蛍光による可視光の放射を引き起こす。参照:CFL、Fluorescence
Footcandle [フート燭]
照度(fc)の英語の単位。1ルーメン/平方フィートに等しい。参照:Illuminance、Lux
輝度(fL)の英語の単位。1カンデラ/平方フィートに等しい。参照:Luminance
Fovea [中心窩]
錐状体の最も高い密度を持つ目の網膜部分。参照:Retina、Cone
FTS
光沢があり校正されていない白色蛍光標準。1個または8個セットがある。
Full
Width
Half
Maximumの頭字語。関数の範囲の尺度。従属変数がその最大値の半分と等しいときの独立変数の2点間の距離。独立変数が時間である場合は期間と言う。
1台の光度計(同様に分光放射計あるいは色彩計)が光源を調査する相対角度を変える事を可能にする機械式のポジショニング装置。静止した光源の周りをディテクタが動くか、ディテクタは定位置で動かず光源が傾くかのどちらかで完遂可能。参照:Goniophotometer
角度調査の役割として光源の光度測定を行う計器。同様に、指向的な光度を測定し、4pステラジアン以上を合計することによって光源の全光束測定にも使用可能。参照:Goniometer
GPS
頭字語:General Purpose Spheres。汎用積分球。3または4ポートでご利用可能。
GRSS
頭字語:Gray Scale high reflectance Standard Set。グレースケール高反射標準セット。
頭字語:
Hemispherical
Liquid cooled
Target。半球状の液体冷却用の積分球アタッチメント。
頭字語:
Interior
Access integrating
Sphere。開閉式積分球。
IHLS
頭字語:Internal Halogen Light Source。内部ハロゲン光源。
Illuminance [照度]
単位面積あたりに入射する光束。ルクス(lx)で測定される。1ルクスは1ルーメン/m
2に等しい。
Illuminant A [標準光 A]
標準光 A(CIE)は、色温度2856Kの白熱灯に相当する。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Illuminant B [標準光 B]
標準光 B(CIE)は、色温度4874Kの直射日光に相当する。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Illuminant C [標準光 C]
標準光 C(CIE)は、色温度6774Kの間接日光(紫外を除く)で、可視波長域の平均的な昼光に相当する。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Illuminant D [標準光 D]
標準光 D(CIE)は、昼光の色温度に相当する。Dシリーズに明るい白熱灯(5000K)に相当するD50や自然の昼光(6504K)に相当するD65を含むいくつかの標準光がある。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Illuminant E [標準光 E]
標準光 E(CIE)は、色温度5500Kで人工の標準化光源。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Illuminant F [標準光 F]
標準光 F(CIE)は、蛍光灯からの光の相関色温度に相当する。Fシリーズに昼青色光(4200K)に相当するF2や広帯域昼光(6500K)に相当するF7、狭帯域白色光(4000K)に相当するF11を含むいくつかの標準光がある。参照:Standard Illuminant、Colour Temperature
Imaging Photometer (Colorimeter) [色彩計]
空間的に分解された輝度と色の測定ができる光度測定の計器。CCDディテクタを使う。
Incandescence [白熱]
温度に対して熱放射によって発される光
Incandescent Lamp [白熱灯]
真空中の金属ワイヤーに電流が通る際に光を発するランプ。
Infrared [赤外線]
780nmより以上1mm以下の波長を持つ光放射を構成している電磁スペクトルの要素。赤外線放射は目の角膜に吸収されるため肉眼では見えない。
Integrating Sphere [積分球]
高反射拡散材で内部コーティングされた中身のない球形の器で、光源の全光束(エネルギー)を測定するための光度測定に使用される。
Intensity [強度]
単位立体角あたりの光束(=光度)または単位立体角あたりの放射束(=放射強度)。参照:Luminous Intensity、Radiant Intensity
Inverse Square Law [逆二乗の法則]
光源からの照度が光源からの距離の二乗に反比例して変化する法則。点光源からの光の場合に適用する。参照:Illuminance、Point Source
Iris [虹彩]
人間の目が持っている変化し制限する孔。
IRLS
頭字語:Internal infrared Light Source。内部赤外光源。
Irradiance [放射照度]
照度の放射分析の類同語で、単位面積あたりに入射する放射束。W/m
2で測定される。
IRS
頭字語:Infragold Reflectance Standard。インフラゴールド(InfragoldR)反射標準。
IRT
頭字語:Infragold Reflectance Target。インフラゴールド(InfragoldR)反射ターゲット。
Isotropic [等方性]
物質の物理的性質が、方向によって変わらないこと。四方八方に等しい強度(単位立体角あたりの放射束)で放射する時、等方性であるとする。Lambertianと混同しやすい。
色温度の測定値単位。ケルビンのスケールは絶対零度(摂氏-273度)で始まる。参照:Colour Temperature
KI
頭字語:Koehler Illuminator。ケーラー照明器。
ランバートの余弦則に従うこと。ランバート面は、全方向に等しい放射輝度または輝度で反射するもの。言い換えると、ランバート面から反射された放射強度はその表面に立てた法線とのなす角の余弦に比例して変化する。
Lambert's Cosine Law [ランバートの余弦則]
ある方向から出る単位立体角当たりの光束は、この面の法線とその方向との間の角の余弦に比例することを述べた法則。参照:Lambertian
頭字語:
Light
Amplification by the
Stimulated
Emission of
Radiation。一般的に狭いスペクトルライン幅、平行ビーム、および高い放射束(パワー)の組み合わせで特性を表される光源。
LCD
Liquid Crystal Displayを表す頭字語。液晶ディスプレイ。
LED
Light Emitting Diodeを表す頭字語。発光ダイオード。電流が半導体PN接合に通される際に電界発光によって光を生成する固体光源。
Light [光]
人間が見える電磁放射の成分を定めるために使用する用語("可視光")。正確には光放射と言われ、電波、マイクロ波、X線、およびガンマ線を含む電磁スペクトルの成分を形成する。光は波動と粒子の二重性をもち、波動であることを強調する場合は光波、粒子であることを強調する場合は光子と呼ばれる。全ての光放射は肉眼で見えるわけではなく、マイクロ波とX線(波長10
-7〜10
-4m)の間のスペクトル成分に分類されるわけではない。
Lightness [明るさ]
参照:Chroma
Linewidth [線幅]
光源の分光純度を意味する。光源のスペクトル幅は通常半値全幅(FWHM)で定められる。
LMS
頭字語:Lamp Measurement Sphere。ランプ測定用積分球。
LPM
頭字語:Laser Power Measurement sphere。レーザーパワー測定用積分球。
LPM
頭字語:Laser Power Measurement。レーザーパワー測定。
LPMS
頭字語:Laser Power Measurement System。レーザーパワー測定用システム。
光束のSI単位。すべての方向に対して1カンデラの光度を持って標準の点光源によって、単位立体角(1ステラジアン)当たりに放出する光束(1ルーメン)に等しい。
Luminaire [照明装置]
筐体またはリフレクタが付いている光源。
Luminance [輝度]
単位立体角あたりで単位面積あたりの光束。カンデラ/平方メートル(cd/m
2)で測定される。1cd/m
2は1lm/sr・m
2に等しい。放射輝度の光度測定の類同語。
Luminescence [ルミネッセンス]
蛍光または燐光の過程を説明するために利用される。参照:Fluorescence、Phosphorescence
Luminous Efficacy [視感度効率]
光源の効率。全光束を全放射束で割った比率。ルーメン/ワットの単位を用いる。
Luminous Exitance [光束発散度]
単位面積あたりの面から放射される光束。ルーメン/平方メートル(lm/m
2)の単位で測定される。照度と幾何学的には等しいが、luxは使用しない。
Luminous Flux [光束]
光源の光束(より正確には全光束)は全方向に放射される全体の光度測定エネルギー。ルーメン(lm)で測定される。ワットの光度測定の類同語。
Luminous Intensity [光度]
光度(しばしば強度とも言われる。時にはビームカンデラを指す)は、点光源からある方向に放射された単位立体角あたりの光の明るさを表す心理的な物理量。SI基本単位系のカンデラ(cdまたはmcd;1mcs=10
-3cd)で測定される。1カンデラは1ルーメン/ステラジアンに等しい。
Motor
Controller for variable attenuators。可変アッテネータのモーターコントローラ。
Mean Spherical Candle Power
M.S.C.P(Mean Spherical Candle Power)は、光源の光束を4pステラジアンで割ったもの。
Mesopic (vision) [薄明視]
明順応視(錐状体)は、目が3カンデラ/平方メートルのレベルの輝度を見るときに作用するのに対し、暗順応視(夜間)は輝度が0.01カンデラ/平方メートル以下に弱まるときに作用する。0.01から3cd/m
2の間の輝度レベルでは、桿状体、錐状体ともに視覚過程の一因となる。この中間的な範囲は薄明視(または中間順応視)と呼ばれ、研究は1つの標準観測者ファンクションの開発まで進行中である。
光の波長の単位で、通常赤外光を述べるのに用いられる。1マイクロメーター(μm)は10
-6m。
Monochromatic [単色(の)]
1つの波長または1つの色(色相)から成り、100%の純度と狭い線幅を持つ光を指すときに使用する。
光の波長の単位で、通常可視光を述べるのに用いられる。1ナノメートル(nm)は10
-9m。
NBFS
頭字語:Narrow Band Filter Set。狭帯域フィルタセット。
NDFS
頭字語:Neutral Density Filter Set。NDフィルタセット。
Near-Field [近視野]
光度測定において、放射体が点光源とみなされないランプに近い領域。通常、光源直径の5-10倍未満の距離(ただしこれはLEDでは正しくない)。強度測定は逆二乗の法則が適用される遠視野で行われる。参照:Far Field、Intensity、Average Intensity、Inverse Squared Law、Point Source
Nit [ニト]
1つの歴史的に暗示的な輝度の単位。ラテン語で「輝き」を意味するnitorに由来する。1Nitは1カンデラ/平方メートルに等しい。
放射パワーとも言う。供給放射エネルギーの時間率でワットで表す。しばしば単に"パワー"として使われる。
Optical Radiation [光放射]
波状(粒子ではなく)の特性を示す光線を構成している電磁スペクトルの要素の事。紫外、可視、および近赤外の放射を含む。
頭字語:
Port
Adaptor。ポートアダプタ。
PCH
頭字語:Powder Sample Holder。粉末サンプルホルダ。
Peak Wavelength [ピーク波長]
光源の放射強度が最大である波長。
PFCB
頭字語:Port Frame Cone Baffle。ポートフレームコーンバッフル。
PFR
頭字語:Port Frame Reducer。ポートフレームリデューサ。
PH
頭字語:Post Holder。ポストホルダ。
Phosphorescence [燐光]
燐光材料における短波長での光吸収の結果としておこるより長波長での光放射。吸収の後に放射する場合をさす。参照:Fluorescence、Luminescence
Photodetector [光検出器]
光放射を感知するデバイスの一般名称。参照:Photodiode、PMT、Diode Array、CCD
光放射によって照らされる際に受けた光のレベルと比例した量の光電流を生成する分離した半導体光検出器。光度計において、明所視フィルタを伴うシリコンベースのディテクタを用いる;フィルタをプラスした複合ディテクタは、明順応視(V(I)CIE標準観測者)に合致するように縮尺された分光応答速度を供給するように設計されている。
人間の目(通常、昼間に調整した感応)と合致している分光感応で可視光の定義された幾何学的な特性を測定する光学機器。参照:photopic
Photometric Distance [光度測定距離]
遠視野を定義する光源からの距離。参照:Far Field
Photometry [測光]
人間の目に合致している分光感応で光放射を測る科学分野。参照:photopic
Photomultiplier Tube (PMT) [光電子増倍管]
真空で保たれ光にさらされると電子を放射する光電陰極を構成する光ディテクタ。電子は正の電場によって加速され、金属面に当り、二次電子を放出し、次の金属面で更に電子を発生させるために加速されていく。通常光度計では使用されず、PMTは一般に分光放射計システムのの一部として使われる。
Photopic (Response) [明順応視]
昼間に順応された相対的な分光感応。明順応視の比視感度関数V(λ)と呼ばれている。1924年に国際照明委員会(CIE)によって採用された実験に基づく分布。555nmに感応ピークを持っている380-780nmのスペクトル範囲に適用される。
二次元のCCDディテクタアレーにおける個々のディテクタ素子。
Planckian Locus [プランク軌跡]
黒体放射体の色温度別の色度をプロットしたCIE色度図上のポイントの軌跡。
Planckian Radiator [プランク放射体]
黒体放射体の同義語。
PLMS
頭字語:Photopic Lamp Measurement System。明所視ランプ測定システム。
Point Source [点光源]
光度測定距離、すなわち遠視野かそれ以上は離れた位置で観測される場合に点光源とみなされる光源。参照:Intensity、Average Intensity、Far Field、Photometric Distance
Polychromatic [多色(性)]
複数の分離した波長から成っているか、連続スペクトルを持っている光放射を説明するのに用いる。
PR
頭字語:Port Reducer。ポートリデューサ。
Primary Colour [原色]
比色定量において一次的な(加)色は赤、緑、および青であり、反対の減色はシアン、マゼンタ、および黄色である。参照:Additive Primary Colours、Subtractive Primary Colours
PSD
頭字語:Photopic Sphere Detector。明所視積分球ディテクタ。
Purity [純度]
パーセントで示す光源の彩度の程度基準。指定された標準光(通常は標準光 Eであるが、これは任意)に対して定義される。ほとんどの(色のついた)LEDは、狭い(つまり単色に近い)分光放射を持ち、それらは約100%の純度を持っている(言い換えると真の単色光源と区別できない)。参照:Saturation
単位立体角あたりおよび単位面積あたりに放射される放射束。ワット/ステラジアン/平方メートル(W/sr/m
2)で測定される。輝度の放射分析の類同語。
Radiant Exitance [放射発散度]
単位面積あたりの面から放射される放射束。幾何学的に放射照度と等しい。
Radiant Flux [放射束]
光源の放射束(より正確には全放射束)は全方向に放射される全体のパワー。ルーメンの放射分析の類同語であるワット(W)で測定される。
Radiant Intensity [放射強度]
放射強度(しばしば強度とも言われる)とは、エネルギーの放射源からある方向に放射された単位立体角あたりのエネルギーの仕事率を表す物理量。ワット/ステラジアン(W/sr)で測定される。光度の放射分析の類同語。
Radiometer [放射計]
光の定義された幾何学的な特性の絶対量を測定する光学機器。
Radiometry [放射測定]
光放射の絶対量を測定する科学分野。
Reflectance [反射率]
物体から反射する光のパーセンテージ。分光光度計は波長ごとの反射率を測定する。物体からの反射には正反射と拡散反射の2種類ある。
Reflectance Factor [反射率]
指向性のある反射束の、照明されていて同等に完全な反射をしている拡散板によって同一の方向に反射した反射束に対する比率。
Reflective [反射(型)]
ある面に進む光がその面に当たって向きを変えもとの方向戻って進むもの。
Refractive [屈折]
ある屈折率を持った媒体から異なる屈折率の媒体へ通過するときの斜めの入射光線の曲がり。
Retina [網膜]
光感覚器官を抑制している人間の目の後方にある感光性部分。光感覚器官で最も高い濃度を含んでいるエリアは中心窩と呼ばれている。参照:Rod、Cone、Fovea
RGB
頭字語:Red, Green & Blue。加色法三原色の赤、緑、青を意味する。人間の目三刺激色感応に関して使われる。参照:Additive Primary Colour
夜間にモノクロの視覚のために信頼性がある人間の目の網膜における視覚の感覚器官。参照:Retina、Cone
RSS
頭字語:Diffuse Reflectance Standard Set。校正された拡散反射標準のセット。
RT
頭字語:Reflectance Transmittance Sphere。反射/透過積分球。
同じ明るさでの中間灰色からの色変更の程度を説明する色知覚の特性。参照:Purity
SC
頭字語:System Control。システムコントロール。
Scotopic (vision) [暗順応視]
暗闇に慣れた目の相対分光感応は暗順応視(暗所視)V'(I)の比視感度機能と呼ばれている。暗順応の感応はCIEによって1951年に最初に採用され、507nmにピークがある380〜780nmの分光範囲に適用する。
SDA
頭字語:Silicon Detector Assembly。シリコンディテクタアセンブリ。
SDM
頭字語:Spectralon Diffusion Material。スペクトラロン(SpectralonR)拡散材料。
SH
頭字語:Sample Holder。サンプルホルダ。
SI
頭字語:Systeme International d'Unites(フランス語)。測定単位の国際メートル法。
SLMS
頭字語:Spectral Light Measurement System。分光発光体測定システム。光源の全分光放射束を測定するために使用する。
SM-P
頭字語:Sphere Monitor Photometer。積分球モニタ光度計。
SM-U
頭字語:Sphere Monitor Radiometer。積分球モニタ放射計。
Solid Angle [立体角]
参照:Steradian
Spectral Power Distribution (SPD) [分光パワー分布]
波長関数としての光源の相対的なパワー分布。光源の特性を表現する色を決定する。
Spectral Radiance [分光放射輝度]
与えられた波長での単位波長間隔あたりの放射輝度。ワット/ステラジアン/単位面積/波長(W/sr/m
2/nm)で表す。
Spectrometer [分光計]
多色の光を構成波長に分ける計器。分散する光学素子、通常は回折格子を使用する。分光放射計や分光光度計に使われる。
Spectrophotometer [分光光度計]
試料から反射した、あるいは試料を透過した光の大きさを波長ごとに測定する計測器。
Spectroradiometer [分光放射計]
光源からの波長ごとの分光放射パワーを測定するための計器。光検出器付きの分光計と組み合わせる。光源の光度および比色の特性を正確に計算するのに使用できる。
Spectrum [スペクトル]
波長順の電磁エネルギーの分光配列。参照:Spectral Power Distribution (SPD)
Spectrum Locus [スペクトル軌跡]
CIE色空間図における単色光の色度座標のプロット。参照:Chromaticity Diagram (CIE)
Specular (reflection/transmission) [正反射(鏡面反射)/正透過]
鏡のような反射あるいは物体からの透過のこと。散乱を含まない光の反射/透過。
SRM
頭字語:Spectralon Diffuse Reflectance Material。スペクトラロン(SpectralonR)拡散反射材料。
SRS
頭字語:Spectralon Diffuse Reflectance Standard。スペクトラロン(SpectralonR)拡散反射標準。
SRT
頭字語:Spectralon Diffuse Reflectance Target。スペクトラロン(SpectralonR)拡散反射ターゲット。
Standard Illuminant [標準光]
参照:CIE Standard Illuminant
Standard Observer [標準観測者]
参照:CIE Standard Observer Function、Photopic Response
1ステラジアンは、球の半径rの平方(球の半径を一辺の長さとする正方形)と等しい面積の球面上の部分aの、中心に対する立体角[sr]と定義される。 言い換えるとビーム光のステラジアン立体角は、距離の二乗で割った投射エリアと等しい。
Subtractive Primary Colour [減色法三原色]
減色法三原色はシアン、マゼンタ、および黄色。等しい量で白紙に当てる際、黒を生成するために組み合わせる。減色法三原色の2色を均等に組み合わせると加色法三原色になる。参照:CMYK、Additive Primary Colour
レーザーの放射測定で一般に使われる広帯域ディテクタ(光というよりはむしろ熱)。熱電対接合のアレーから成る。
Total (Luminous) Flux [全光束]
光源からすべての方向に放出される光束。
Total Spectral Flux [全分光放射束]
幾何学的に与えられた波長における与えられた帯域幅での全放射束で、W/nmで表す。この量は光源の与えられた特に紫外と近赤外の波長における全パワーの評価、あるいは光源の色測定に使われる。全分光放射束は、一般に分光放射計を備えている積分球を使用して測定される。この場合積分球は分光束標準ランプに対して校正されていなければならない。
TP
頭字語:Temperature Probe。温度プローブ。
TPM
頭字語:Temperature Probe and Monitor。温度プローブ&モニタ。
Transmittance [透過率]
物体を通って伝達する光のパーセンテージ。分光光度計は波長ごとの透過率を測定する。物体からの透過には正透過と拡散透過の2種類ある。
Tristimulus [三刺激]
CIEがXYZ等色関数に変換したRGB28等色関数を述べたもの。XYZ関数はCIE 1931標準比色観測者を定義する。色測定計器は光度計の役を兼ねることが出来るため、Yチャネル(緑)は光度測定感応と適合させるために選ばれた。28を超える観測者視野のためにCIEはCIE1964補助標準観測者を発表した。
頭字語:
Uncalibrated
Color
Set
Standards。校正されていない色標準セット。
UFSS
頭字語:Uncalibrated Fluorescent Set Standards。校正されていない蛍光標準セット。
Ultraviolet (UV) [紫外線]
100〜400nmの波長の光放射から成っている電磁スペクトルの要素。紫外線(UV)放射は水晶体あるいは角膜で吸収され、人間の肉眼では見えない。
URS
頭字語:Uniform Radiant Source。均一放射光源。
URSS
頭字語:Uncalibrated Diffuse Reflectance Set Standards。校正されていない拡散反射標準セット。
US
頭字語:Uniform Source。均一光源。
USC
頭字語:Uncalibrated Uniform Source。校正されていない均一光源。
USCS
頭字語:Uncalibrated Spectralon Color Standard。校正されていないスペクトラロン(SpectralonR)色標準。
UVA
315〜400nmの波長の紫外スペクトル範囲の部分。
UVB
280〜315nmの波長の紫外スペクトル範囲の部分。
UVC
100〜280nmの波長の紫外スペクトル範囲の部分。
Visible (Light) [可視(光)]
人間の目の網膜によって感知できる380〜780nmの波長を持つ光放射から成っている電磁スペクトルの要素。この範囲の波長は色の感覚をつくるために組み合わさる。
Wavelength [波長]
電磁波におけるピークとピークの周期的間隔。紫外と可視はナノメーター(nm)で定義され、赤外はマイクロメーター(μm)で定義される。
White Light [白色光]
白く見える発光体。(太陽からの)光の連続スペクトルを含むか、わずか2色から成ることも可能。2色から成っている白色光は低い演色を示す。色温度2500〜20000KのCIE色度図のプランク軌跡(黒体カーブ)上の光は"白色"とみなされる。参照:CIE Standard Illuminant
日本語(五十音)
物体が光を発する/反射する程度を表す視覚の特性。比色定量において、明るさはHSBカラーモデル−色相、標準、および明度で使われる。黒から白までのスケール上で色の明度を表す。彩度と混同しやすいためあまり使用しない。また、代わりに輝度を使用する−明るさの使用は推奨されない。参照:クロマ
アルベド [Albedo]
粗面に入射した放射エネルギーに対する、その面からの反射した放射エネルギーの比。通常放射エネルギーは全太陽エネルギーで、スペクトル量ではない。反射度とは区別され、特にあらゆる方向に光を反射する天体に使われる。
アレー [Array]
カメラやディテクタ、スキャニングデバイスの複数の感光性素子。
暗順応視 [Scotopic (vision)]
暗闇に慣れた目の相対分光感応は暗順応視(暗所視)V'(I)の比視感度機能と呼ばれている。暗順応の感応はCIEによって1951年に最初に採用され、507nmにピークがある380〜780nmの分光範囲に適用する。
物体の概観についての1つの様相として説明されるもの。比色定量において、色は視覚であり、色相、彩度、および明るさについて定められる。
色温度 [Color Temperature、Colour Temperature]
光源の温度ではなく、その光源の見掛け上の視覚色に関した色度的な概念。黒体において色温度はケルビン温度に等しい。
特定の温度で保たれる完全な黒体放射体から発される放射色と定める。色温度はケルビン(K)の単位で表記される。温度1,000から20,000ケルビンの黒体放射体の色度座標プロットはプランク軌跡と呼ばれる。2,500から20,000Kの範囲におけるこの軌跡上の色は白とみなされ、2,500Kで赤みがかった白、20,000Kで青みがかった白とみなされる(白色から昼青色)。参照:相関色温度
色空間 [Colour Space]
色を数値の組み合わせによって表現するための方法。心理物理色や知覚色をある空間の一点として表すために取り上げた直交三次元座標系の空間。CIEでは1976年に採用された均一な色空間としてL*a*b*とL*u*v*がある。
光度測定において、点光源(通常光源の径の5-10倍の距離で)とみなされる放射体ランプからの距離で光度測定距離と呼ばれる(とはいえ、これはLEDについては正しくない)。強度測定は逆二乗の法則が適用される遠視野で行われる。参照:近視野、強度、平均光度、逆二乗の法則、点光源、光度測定距離
演色評価数 [Colour Rendering (Index)]
CRI(Colour Rendering Index)。定義された標準照明と比べ、テスト照明によってどれくらい適切に表現されるかを定めるパラメータ。14の固有の演色評価数(R1, R2, R3,・・・,R14)が存在し、それぞれ標準色タイルを照らすために用いられる光源の演色評価数を定めている。総合的な演色評価数(Ra)は、最初の8つの演色評価数(非飽和色に相当)の平均値。0-100のスケールで記録される。
光の波長の単位。1オングストローム(A)は0.1nm (=10
-10m)。
物体から、または物体を通して散乱していること(鏡面反射または透過していないこと)。ランバート余弦則のような反射や透過を示す、つまり散乱光がランバート余弦則に従って進む場合、その物体を完全拡散体と言う。
拡散照明 [Diffuse Illumination]
1つ以上の光源によって発された光で、高度の散乱が特長。
拡散体 [Diffuser]
ランバート余弦則のような反射や透過を示す物体であるコサイン拡散体によく引用される。透過拡散体は、軸外し光線の実際の照度に関して補正するため、あるいは複数素子のディテクタをより均一に照らすために、入力の余弦感応をディテクタに伝える光度測定に使われる。摺りガラス (石英)、PTFEのシートと同様に積分球の入力ポートは全て実際の透過拡散体として機能する。
角膜 [Cornea]
人間の目の透明な前面部分。
可視(光) [Visible (Light)]
人間の目の網膜によって感知できる380〜780nmの波長を持つ光放射から成っている電磁スペクトルの要素。この範囲の波長は色の感覚をつくるために組み合わさる。
加色法三原色 [Additive Primary Colour]
赤、緑、青。加えることで全ての色を表すことができる3色のこと。同一量の3色の光が合成されると白色光になる。また同一量の2色の光を合成すると減色法三原色となる。参照:減色法三原色
カタディオプトリック結像系 [Catadioptric Imaging System]
結像力強化のために、光の反射と屈折を使ったシステム。レンズやミラーの相対的結像力が系から系へと変化しながら、反射面の使用で結像力が上がり、更にほんの僅か、もしくはゼロの屈折力を持った屈折面との組合せで、収差特性を改善した像を作る。
カンデラ [Candela]
光度測定で使われるSI基本単位。カンデラは光度の単位であり、7つのSI基本単位のうちのひとつ。1979年よりカンデラは次のように定められた:"周波数540×1012Hzの単色放射を放出し、所定の方向におけるその放射強度が1/683 ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度 "(ここでステラジアンは立体角の単位のことである)。
単位立体角あたりで単位面積あたりの光束。カンデラ/平方メートル(cd/m
2)で測定される。1cd/m
2は1lm/sr・m
2に等しい。放射輝度の光度測定の類同語。
逆二乗の法則 [Inverse Square Law]
光源からの照度が光源からの距離の二乗に反比例して変化する法則。点光源からの光の場合に適用する。参照:照度、点光源
吸収 [Absorption]
物質を透過、または物質からの反射によって放射エネルギーが変化すること。材料を通過するにつれての光の損失。
強度 [Intensity]
単位立体角あたりの光束(=光度)または単位立体角あたりの放射束(=放射強度)。参照:光度、放射強度
近視野 [Near-Field]
光度測定において、放射体が点光源とみなされないランプに近い領域。通常、光源直径の5-10倍未満の距離(ただしこれはLEDでは正しくない)。強度測定は逆二乗の法則が適用される遠視野で行われる。参照:遠視野、強度、平均光度、逆二乗の法則、点光源
ある屈折率を持った媒体から異なる屈折率の媒体へ通過するときの斜めの入射光線の曲がり。
黒 [Black]
反射なし(低反射)で光を(ほぼ)全て吸収する。比色定量において低い彩度および低い輝度の色。
クロマ [Chroma]
色の明るさまたは暗さを示す色の明度。
クロマティック [Chromatic]
色(または色相)を持っている事−白、灰、黒でない。
物質が短い波長の光を吸収した結果として、より長い波長の光を放射すること。吸収と同時に放射が起こる場合に適用する。参照:ルミネッセンス、燐光
蛍光灯 [Fluorescent Lamp]
水銀ガスで充満させ、内面を蛍光物質でコーティングしたガラス管から成るランプ。ガスが電流で満たされると、紫外線放射が発生し、これが順番に蛍光物質に吸収され、蛍光による可視光の放射を引き起こす。参照:CFL、蛍光
ケルビン [Kelvin]
色温度の測定値単位。ケルビンのスケールは絶対零度(摂氏-273度)で始まる。参照:色温度
原色 [Primary Colour]
比色定量において一次的な(加)色は赤、緑、および青であり、反対の減色はシアン、マゼンタ、および黄色である。参照:加色法三原色、減色法三原色
減色法三原色 [Subtractive Primary Colour]
減色法三原色はシアン、マゼンタ、および黄色。等しい量で白紙に当てる際、黒を生成するために組み合わせる。減色法三原色の2色を均等に組み合わせると加色法三原色になる。参照:CMYK、加色法三原色
光束 [Luminous Flux]
光源の光束(より正確には全光束)は全方向に放射される全体の光度測定エネルギー。ルーメン(lm)で測定される。ワットの光度測定の類同語。
光束発散度 [Luminous Exitance]
単位面積あたりの面から放射される光束。ルーメン/平方メートル(lm/m2)の単位で測定される。照度と幾何学的には等しいが、luxは使用しない。
光電子増倍管 [Photomultiplier Tube (PMT)]
真空で保たれ光にさらされると電子を放射する光電陰極を構成する光ディテクタ。電子は正の電場によって加速され、金属面に当り、二次電子を放出し、次の金属面で更に電子を発生させるために加速されていく。通常光度計では使用されず、PMTは一般に分光放射計システムのの一部として使われる。
光度 [Luminous Intensity]
光度(しばしば強度とも言われる。時にはビームカンデラを指す)は、点光源からある方向に放射された単位立体角あたりの光の明るさを表す心理的な物理量。SI基本単位系のカンデラ(cdまたはmcd;1mcs=10-3cd)で測定される。1カンデラは1ルーメン/ステラジアンに等しい。
光度測定距離 [Photometric Distance]
遠視野を定義する光源からの距離。参照:遠視野
国際照明委員会 [CIE]
光、照明、色、色空間などを規定する国際標準化団体。CIEはCommission Internationale de l'Eclairageの略。
黒体放射 [Blackbody Radiation]
物質と輻射場が完全に熱平衡にあるときの放射。黒体から発される光の分光出力分布は、その温度のみの関数であり、プランクの法則によって解説される。参照:色温度
黒体放射体 [Blackbody Radiator]
黒体放射の分光分布を発する光源。
ゴニオフォトメーター [Goniophotometer]
角度調査の役割として光源の光度測定を行う計器。同様に、指向的な光度を測定し、4pステラジアン以上を合計することによって光源の全光束測定にも使用可能。参照:ゴニオメーター
ゴニオメーター [Goniometer]
1台の光度計(同様に分光放射計あるいは色彩計)が光源を調査する相対角度を変える事を可能にする機械式のポジショニング装置。静止した光源の周りをディテクタが動くか、ディテクタは定位置で動かず光源が傾くかのどちらかで完遂可能。参照:ゴニオフォトメーター
同じ明るさでの中間灰色からの色変更の程度を説明する色知覚の特性。参照:純度
三刺激 [Tristimulus]
CIEがXYZ等色関数に変換したRGB28等色関数を述べたもの。XYZ関数はCIE 1931標準比色観測者を定義する。色測定計器は光度計の役を兼ねることが出来るため、Yチャネル(緑)は光度測定感応と適合させるために選ばれた。28を超える観測者視野のためにCIEはCIE1964補助標準観測者を発表した。
100〜400nmの波長の光放射から成っている電磁スペクトルの要素。紫外線(UV)放射は水晶体あるいは角膜で吸収され、人間の肉眼では見えない。
視感度関数(Y) [Luminosity Function]
参照:明順応視
視感度効率 [Luminous Efficacy]
光源の効率。全光束を全放射束で割った比率。ルーメン/ワットの単位を用いる。
色差 [Colour Difference]
定義された色空間における2色間の違いの大きさ。
色彩計 [Colorimeter (Imaging Photometer)]
受けた光の色を測定する計器。光源で発される光を分析する計器だけでなく反射(もしくは透過)した光を測定する計器のこと。人間の目の三刺激色感応に出来るだけ近いように模倣するためにRGB光フィルタを使用した計器のこと。空間的に分解された輝度と色の測定ができる光度測定の計器。CCDディテクタを使う。参照:三刺激
色度 [Chromaticity]
比色定量において、色(色相)の彩度の強度あるいはレベルを示す。色相と彩度と関連付け、これらの合成に等価の色度座標によって定義された光のカラー品質。
色度座標(CIE) [Chromaticity Coordinates]
色の数値表示。三刺激値XYZの比率(それぞれxyzと表す)として定められる。通常、色度座標はCIE 28 観測者(1931)を引用する。反射色では標準光Cに対して算出される。
色度図(CIE) [Chromaticity Diagram]
色度座標を表す二次元グラフ。CIE 28 観測者では、xが横軸に、yが縦軸に表す。色空間は、380-770nmのスペクトル範囲におけるモノクロ放射のスペクトル軌跡を表す。
主波長 [Dominant Wavelength]
特定のLEDにおいて、モノクロでない光源の現存波長測定に役立つ。指定された標準光(通常は標準光Eであるがこれは任意)に関して定められる。光源が生じた色相(または色感覚)の基準。ピーク波長と混同しやすいが別のもの。相関色温度が白色LEDに適用されるのに対し主波長は通常色のついたLEDに適用される。
純度 [Purity]
パーセントで示す光源の彩度の程度基準。指定された標準光(通常は標準光 Eであるが、これは任意)に対して定義される。ほとんどの(色のついた)LEDは、狭い(つまり単色に近い)分光放射を持ち、それらは約100%の純度を持っている(言い換えると真の単色光源と区別できない)。参照:彩度
照度 [Illuminance]
単位面積あたりに入射する光束。ルクス(lx)で測定される。1ルクスは1ルーメン/m2に等しい。
照明装置 [Luminaire]
筐体またはリフレクタが付いている光源。
燭光 [Candle Power]
カンデラの単位を持っている光源の光度。
シリコンフォトダイオード [Silicon Photodiode]
参照:フォトダイオード
昼光に感応する人間の目の網膜における視覚の感覚器官。色の見え方。3種類の錐状体があり、それぞれ赤、緑、青の波長に感度がよい。参照:網膜、桿状体
ステラジアン [Steradian]
1ステラジアンは、球の半径rの平方(球の半径を一辺の長さとする正方形)と等しい面積の球面上の部分aの、中心に対する立体角[sr]と定義される。 言い換えるとビーム光のステラジアン立体角は、距離の二乗で割った投射エリアと等しい。
スペクトル [Spectrum]
波長順の電磁エネルギーの分光配列。参照:分光パワー分布
スペクトル軌跡 [Spectrum Locus]
CIE色空間図における単色光の色度座標のプロット。参照:色度図(CIE)
鏡のような反射あるいは物体からの透過のこと。散乱を含まない光の反射/透過。
赤外線 [Infrared]
780nmより以上1mm以下の波長を持つ光放射を構成している電磁スペクトルの要素。赤外線放射は目の角膜に吸収されるため肉眼では見えない。
積分球 [Integrating Sphere]
高反射拡散材で内部コーティングされた中身のない球形の器で、光源の全光束(エネルギー)を測定するための光度測定に使用される。
全光束 [Total (Luminous) Flux]
光源からすべての方向に放出される光束。
全分光放射束 [Total Spectral Flux]
幾何学的に与えられた波長における与えられた帯域幅での全放射束で、W/nmで表す。この量は光源の与えられた特に紫外と近赤外の波長における全パワーの評価、あるいは光源の色測定に使われる。全分光放射束は、一般に分光放射計を備えている積分球を使用して測定される。この場合積分球は分光束標準ランプに対して校正されていなければならない。
線幅 [Linewidth]
光源の分光純度を意味する。光源のスペクトル幅は通常半値全幅(FWHM)で定められる。
CCT(
Correlated
Colour
Temperature。プランク軌跡に正確にかからない色を持つ光源(つまり非黒体放射体)の色温度を表す。プランクでない光源のCCTはその光源に最も近い黒体の色温度。参照:色温度
測色法 [Colorimetry]
人間の目と合致している分光感応で物体からの光(発光、反射光、あるいは透過光)の色測定の手法。参照:三刺激
測光 [Photometry]
人間の目に合致している分光感応で光放射を測る科学分野。参照:明順応視
測光器(光度計) [Photometer]
人間の目(通常、昼間に調整した感応)と合致している分光感応で可視光の定義された幾何学的な特性を測定する光学機器。参照:明順応視
ダイオードアレー [Diode Array]
分割されたフォトダイオードディテクタ(通常はシリコン)のリニアアレーから成るディテクタ。参照:光検出器、フォトダイオード、分光放射計
多色(性) [Polychromatic]
複数の分離した波長から成っているか、連続スペクトルを持っている光放射を説明するのに用いる。
単色(の) [Monochromatic]
1つの波長または1つの色(色相)から成り、100%の純度と狭い線幅を持つ光を指すときに使用する。
錐状体の最も高い密度を持つ目の網膜部分。参照:網膜、錐状体
光度測定距離、すなわち遠視野かそれ以上は離れた位置で観測される場合に点光源とみなされる光源。参照:強度、平均強度、遠視野、光度測定距離
物体を通って伝達する光のパーセンテージ。分光光度計は波長ごとの透過率を測定する。物体からの透過には正透過と拡散透過の2種類ある。
等方性 [Isotropic]
物質の物理的性質が、方向によって変わらないこと。四方八方に等しい強度(単位立体角あたりの放射束)で放射する時、等方性であるとする。Lambertianと混同しやすい。
ドミナント波長 [Dominant Wavelength]
参照:主波長
光の波長の単位で、通常可視光を述べるのに用いられる。1ナノメートル(nm)は10
-9m。
1つの歴史的に暗示的な輝度の単位。ラテン語で「輝き」を意味するnitorに由来する。1Nitは1カンデラ/平方メートルに等しい。
レーザーの放射測定で一般に使われる広帯域ディテクタ(光というよりはむしろ熱)。熱電対接合のアレーから成る。
白く見える発光体。(太陽からの)光の連続スペクトルを含むか、わずか2色から成ることも可能。2色から成っている白色光は低い演色を示す。色温度2500〜20000KのCIE色度図のプランク軌跡(黒体カーブ)上の光は"白色"とみなされる。参照:標準光
白熱 [Incandescence]
温度に対して熱放射によって発される光
白熱灯 [Incandescent Lamp]
真空中の金属ワイヤーに電流が通る際に光を発するランプ。
薄明視 [Mesopic (vision)]
明順応視(錐状体)は、目が3カンデラ/平方メートルのレベルの輝度を見るときに作用するのに対し、暗順応視(夜間)は輝度が0.01カンデラ/平方メートル以下に弱まるときに作用する。0.01から3cd/m2の間の輝度レベルでは、桿状体、錐状体ともに視覚過程の一因となる。この中間的な範囲は薄明視(または中間順応視)と呼ばれ、研究は1つの標準観測者ファンクションの開発まで進行中である。
波長 [Wavelength]
電磁波におけるピークとピークの周期的間隔。紫外と可視はナノメーター(nm)で定義され、赤外はマイクロメーター(μm)で定義される。
反射(型) [Reflective]
ある面に進む光がその面に当たって向きを変えもとの方向戻って進むもの。
反射率 [Reflectance (Factor)]
物体から反射する光のパーセンテージ。分光光度計は波長ごとの反射率を測定する。物体からの反射には正反射と拡散反射の2種類ある。指向性のある反射束の、照明されていて同等に完全な反射をしている拡散板によって同一の方向に反射した反射束に対する比率。
半値全幅 [FWHM]
FWHM:Full Width Half Maximumの頭字語。関数の範囲の尺度。従属変数がその最大値の半分と等しいときの独立変数の2点間の距離。独立変数が時間である場合は期間と言う。
光 [Light]
人間が見える電磁放射の成分を定めるために使用する用語("可視光")。正確には光放射と言われ、電波、マイクロ波、X線、およびガンマ線を含む電磁スペクトルの成分を形成する。光は波動と粒子の二重性をもち、波動であることを強調する場合は光波、粒子であることを強調する場合は光子と呼ばれる。全ての光放射は肉眼で見えるわけではなく、マイクロ波とX線(波長10-7〜10-4m)の間のスペクトル成分に分類されるわけではない。
光検出器 [Photodetector]
光放射を感知するデバイスの一般名称。参照:フォトダイオード、光電子増倍管、ダイオードアレー、CCD
光パワー [Optical Power]
放射パワーとも言う。供給放射エネルギーの時間率でワットで表す。しばしば単に"パワー"として使われる。
光放射 [Optical Radiation]
波状(粒子ではなく)の特性を示す光線を構成している電磁スペクトルの要素の事。紫外、可視、および近赤外の放射を含む。
ピクセル [Pixel]
二次元のCCDディテクタアレーにおける個々のディテクタ素子。
標準観測者 [CIE Standard Observer Function]
参照:明順応視
標準光 [CIE Standard Illuminant]
CIEによって定められた4種類の分光エネルギー分布を持った標準の光源。参照:標準光 A, B, C & D
標準光 A [Illuminant A]
標準光 A(CIE)は、色温度2856Kの白熱灯に相当する。参照:標準光、色温度
標準光 B [Illuminant B]
標準光 B(CIE)は、色温度4874Kの直射日光に相当する。参照:標準光、色温度
標準光 C [Illuminant C]
標準光 C(CIE)は、色温度6774Kの間接日光(紫外を除く)で、可視波長域の平均的な昼光に相当する。参照:標準光、色温度
標準光 D [Illuminant D]
標準光 D(CIE)は、昼光の色温度に相当する。Dシリーズに明るい白熱灯(5000K)に相当するD50や自然の昼光(6504K)に相当するD65を含むいくつかの標準光がある。参照:標準光、色温度
標準光 E [Illuminant E]
標準光 E(CIE)は、色温度5500Kで人工の標準化光源。参照:標準光、色温度
標準光 F [Illuminant F]
標準光 F(CIE)は、蛍光灯からの光の相関色温度に相当する。Fシリーズに昼青色光(4200K)に相当するF2や広帯域昼光(6500K)に相当するF7、狭帯域白色光(4000K)に相当するF11を含むいくつかの標準光がある。参照:標準光、色温度
表色 [Colour Specification]
独自に色を数値表現するのに用いられる、三刺激値や色度座標、輝度値(あるいは他の色の尺度)のこと。
照度(fc)の英語の単位。1ルーメン/平方フィートに等しい。参照:照度、ルクス
フートランベルト [Footlambert]
輝度(fL)の英語の単位。1カンデラ/平方フィートに等しい。参照:輝度
フォトダイオード [Photodiode]
光放射によって照らされる際に受けた光のレベルと比例した量の光電流を生成する分離した半導体光検出器。光度計において、明所視フィルタを伴うシリコンベースのディテクタを用いる;フィルタをプラスした複合ディテクタは、明順応視(V(I)CIE標準観測者)に合致するように縮尺された分光応答速度を供給するように設計されている。
プランク軌跡 [Planckian Locus]
黒体放射体の色温度別の色度をプロットしたCIE色度図上のポイントの軌跡。
プランク放射体 [Planckian Radiator]
黒体放射体の同義語。
分光計 [Spectrometer]
多色の光を構成波長に分ける計器。分散する光学素子、通常は回折格子を使用する。分光放射計や分光光度計に使われる。
分光光度計 [Spectrophotometer]
試料から反射した、あるいは試料を透過した光の大きさを波長ごとに測定する計測器。
分光パワー分布 [Spectral Power Distribution (SPD)]
波長関数としての光源の相対的なパワー分布。光源の特性を表現する色を決定する。
分光放射輝度 [Spectral Radiance]
与えられた波長での単位波長間隔あたりの放射輝度。ワット/ステラジアン/単位面積/波長(W/sr/m2/nm)で表す。
分光放射計 [Spectroradiometer]
光源からの波長ごとの分光放射パワーを測定するための計器。光検出器付きの分光計と組み合わせる。光源の光度および比色の特性を正確に計算するのに使用できる。
LEDに適用される非点光源用の近視野光度。LED光源の先端から測光距離は316mm(コンディシ ョンA)または100mm(コンディションB)、受光面は100mm
2で光センサーによって測定(LEDの物理的な軸上で測定)された強度(単位立体角あたりの光束)としてCIE127で定められている。平均光度はカンデラ(cd)の単位で表す。
単位立体角あたりおよび単位面積あたりに放射される放射束。ワット/ステラジアン/平方メートル(W/sr/m
2)で測定される。輝度の放射分析の類同語。
放射強度 [Radiant Intensity]
放射強度(しばしば強度とも言われる)とは、エネルギーの放射源からある方向に放射された単位立体角あたりのエネルギーの仕事率を表す物理量。ワット/ステラジアン(W/sr)で測定される。光度の放射分析の類同語。
放射計 [Radiometer]
光の定義された幾何学的な特性の絶対量を測定する光学機器。
放射照度 [Irradiance]
照度の放射分析の類同語で、単位面積あたりに入射する放射束。W/m2で測定される。
放射束 [Radiant Flux]
光源の放射束(より正確には全放射束)は全方向に放射される全体のパワー。ルーメンの放射分析の類同語であるワット(W)で測定される。
放射測定 [Radiometry]
光放射の絶対量を測定する科学分野。
放射発散度 [Radiant Exitance]
単位面積あたりの面から放射される放射束。幾何学的に放射照度と等しい。
光の波長の単位で、通常赤外光を述べるのに用いられる。1マイクロメーター(μm)は10
-6m。
色あるいは色相の無いように知覚される色。白、灰、黒など。
昼間に順応された相対的な分光感応。明順応視の比視感度関数V(λ)と呼ばれている。1924年に国際照明委員会(CIE)によって採用された実験に基づく分布。555nmに感応ピークを持っている380-780nmのスペクトル範囲に適用される。
表面からまたは表面を通った輝度が表面の視野方向と垂直方向の弧に対した角度の余弦で変化する完全反射/透過拡散体のランバートの余弦則に従った空間感応。参照:ランバーティアン
ランバートの余弦則に従うこと。ランバート面は、全方向に等しい放射輝度または輝度で反射するもの。言い換えると、ランバート面から反射された放射強度はその表面に立てた法線とのなす角の余弦に比例して変化する。
ランバートの余弦則 [Lambert's Cosine Law]
ある方向から出る単位立体角当たりの光束は、この面の法線とその方向との間の角の余弦に比例することを述べた法則。参照:ランバーティアン
燐光 [Phosphorescence]
燐光材料における短波長での光吸収の結果としておこるより長波長での光放射。吸収の後に放射する場合をさす。参照:蛍光、ルミネッセンス
光束のSI単位。すべての方向に対して1カンデラの光度を持って標準の点光源によって、単位立体角(1ステラジアン)当たりに放出する光束(1ルーメン)に等しい。
ルミネッセンス [Luminescence]
蛍光または燐光の過程を説明するために利用される。参照:蛍光、燐光
頭字語:
Light
Amplification by the
Stimulated
Emission of
Radiation。一般的に狭いスペクトルライン幅、平行ビーム、および高い放射束(パワー)の組み合わせで特性を表される光源。